ここでは鈴木かおりの銅版画にまつわる話や日々のあれこれを綴っていきます。公式Websiteはこちらです。www.kaorisuzuki.com


by kaorinote
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

スイスへ

4月15日〜22日、名古屋でちょうど桜が散る頃、スイス・バーゼルの現代アート作家、Stephan Spicherさんのスタジオと家へ行ってきました。彼の作品を、私が版画に出来るのかどうか、打合せと下見を兼ねた1週間でした。
試し刷りをしてみたらとても面白そうなので、来年の冬には、本格的に制作をする事になりました。

家には彼の作品が溢れていて、庭には30m以上あるポプラ、桜、ヘーゼルナッツ、メープル、竹。壁は旧市街を囲んでいた石壁がそのまま残っていて、テラスの鉢植えは私が育てている種類とほとんど同じ。何だかほっとする様な、不思議な気持ちになりました。室内の作品と外で、まさに"Blossom" を肌で感じた一週間でした。
試作とはいえ、制作中は真剣勝負の瞬間でプライベートな事でもあるので大抵は自分以外の作家の制作過程を傍で見るというのは滅多に無いと思うのですが私は初めての体験でした。
アイデアが生まれてそれが形となって外に出される瞬間に立ち会うのは想像以上に素晴らしい瞬間でした。
なぜかというと、それは同時代に生きるひとでなければ叶わない事だから。今でもとても大きな刺激が残っています。
私は少し緊張していましたが、シュテファンさん、私が一人で歩いても家に帰れるように町中を歩いて案内してくれたり、美術館から電車で帰る方法を教えてくれたり、友人知人に紹介してくれたり、作品についても親身になって話してくれました。それに、素敵な家族と過ごせてとても嬉しかったです。ありがとう。
本番はどんな作品が生まれるのでしょうか。作品を通してどんな刺激的な世界に出会えるのか、とても楽しみです。
b0199897_8273449.jpg

[PR]
by kaorinote | 2015-05-22 07:44 | 版画制作 Printmaking