ここでは鈴木かおりの銅版画にまつわる話や日々のあれこれを綴っていきます。公式Websiteはこちらです。www.kaorisuzuki.com


by kaorinote
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マツモトヨーコ展

ギャラリーAPAでマツモトヨーコ展 2月13日(日)まで
http://www.fuji.bpl.jp/apa/
あと3日です。

作品を見ていつも感じることは「どれもみんな欲しい…」いやそれだけではなくて。
マツモトヨーコさんは、私と同じで食べ物や海外の旅が大好きな人なので
きっとその旅先の気候や風土を肌でいっぱい感じて深呼吸出来そうな世界が絵から伝わってくるところが好きなんだと思います。
彼女の絵はどこか旅先で見た事のありそうな、どこかにありそうな日常で、でも日本ではなさそうな部屋や壁を見ているようです。
一つ一つ絵を見たり全体を見渡したりしていると、
個人旅行で路地や静かな住宅街を歩いている時にふと開けっ放しの部屋が目に留まったり、
小さなお店のウインドウの奥に店主の思いの詰まったいっぱいのコレクションについ目を奪われる様な、
そんなひっそりとした旅の楽しみを思い出します。
今回もどの作品も、どこからか優しくそよ風が吹いてくる様な作品群でした。
絵の中に人はいつも居ないのだけど、人や生き物の気配を感じて全然淋しそうではありません。
時々大好きな鳥や犬なんかが出てきて微笑を誘います。
ついさっきまで誰かの友人や親戚達がそこに居て食器や話し声の音で賑やかだったテーブル、今まで座っていた
まだ暖かみが残っている椅子やソファ、そこにまた戻ってくるつかの間のあいだ、画面の外の少し遠くから
まだ楽しそうな声や生活の音が心地のよい音量で聞こえてきそうな気配。
また来るね。という友人の声の聞こえてきそうな会話の痕跡。
そして知らない間に外から鳥がやってきてベランダにとまって部屋を覗いてまたどこかへパサパサと飛んで行ってしまうような...
そんな瞬間の心地よさを感じました。

オープニングでは久しぶりにヨーコさんとも少しお話出来ましたが、楽しいひと時もあっという間。また会いに行きますね。
音楽が聞こえてくるならやっぱりボサノバかな。ご本人的には他にどんな音楽のイメージなのかな。
私の絵とはタイプが全く違うのですが、私にとっては毎日の疲れや体の痛みを忘れさせてくれる大きな癒しの力を持った作品でした。
人柄も作品も大好きな作家です。

もっとたくさん書いてしまいそうですが息抜きはこの辺で。
私事としては、悩みに悩んだエスキースがようやく完成したので明日からは銅版の作業に移れそうです。
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by kaorinote | 2011-02-10 20:51 | 美術館.画廊Museum.Gallery